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Jazz Cafe JamJam
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年始からドタバタとバイトばかりしていた。それもこれもお金がないから。
なぜお金がないかというと金もないのにレコードばっかり買っているから。 因果な話だなぁ、なんて嘆息しつつ、久々の休日である日曜日に友部正人を観に、僕は 大阪へやってきた。大阪へやってきた、というのは友部正人のデビューアルバムのタイトルで ある。 この日の友部正人のライヴには、僕が友部正人を知るきっかけになったSくん、それと僕の 彼女を合わせた3人で一緒に出掛けることに。 幸い、ライヴがはじまるのは19時30分から。晩御飯を食べる時間は十分にあるので、 天王寺の「あべちか」にあるお好み焼き屋「あべとん」へ出掛け、ビール&お好み焼き。 友部正人のライヴをこれから観るっていうのにビール瓶2本を前に飲み飲み飲み。 早速、若干出来上がってきている僕。あー動きたくないな、なんて思いつつも時間は待っては くれず、開始時間が近づいてきたのでライヴ会場へ移動。 で、このライヴ会場が変わっていて、ロクソドンタブラックという小さな小さな芝居小屋だった。 200人くらいの人がそこに座布団を敷いて座っていて、僕らもその中にまじって、ちんまりと 座った。 開始前にトイレに行こうと思い、2階にあるトイレへ上がろうとすると、途中の踊り場にある 全身鏡に驚く。ああ、なるほど、芝居の練習のためにね、なんて冷静に思った。というのは 嘘で、「だ・・だれかいる!」とビクッとなってヘタレなところを存分に発揮する結果になった。 そんなわけで、ライヴがはじまる前に既にどっぷり落ち込んでしまった。 開演時間になると共に、客電が消え、友部さんがハーモニカとギター、といった姿で登場。 ステージの特徴もあってか前回、バックビートで観たときよりも圧倒的に友部さんが近い。 少し緊張する。と同時に胡座をかいて座っていたため、座って数分で僕は足がしびれていた。 もう既に心がめげはじめていた。 前半は友部さんが未だレコーディングしていない、という新曲ばかりを演奏。 その中に前回観た時に僕の心の中に強く残っていた曲「雨はふっていない」も。 ああ、やっぱり新曲なんだ!と思うと同時に、早く音源にならないかなぁ、と期待。 この曲を口ずさみながら散歩へ出掛ける準備がしたいなぁ、ともう既に期待で胸を膨らませて いる。そして友部さんといえば、やっぱりその魅力は、詞であり詩であるわけで。 山田くんと山田くん、という曲、銀杏ボーイズの峯田くんがつけた曲に友部さんの詩、という 牛乳とお菓子パン、なんて曲も。2曲ともとっても切なくて、特に後者なんかは強く僕の胸に 響いてきた曲だった。友部さんのライヴは、目で姿を追いつつも、耳と頭でその詩を自分の中で 咀嚼して、じっくり聴いていたい、と僕に思わせるんだなぁ・・。 前半最後に演奏した「地獄のレストラン」なんていう曲もとても素敵だった。 ギターと歌、っていうシンプルな構成だからこそ、胸に響く音楽もある、ってことだなぁ。 (勿論、友部さんは毎回ギターとハーモニカだけで演奏しているわけではなく、バックの演奏が 入ってても、その魅力は落ちるどころか、むしろ、そのバックの演奏に応じて曲に彩りを加え、 それもまた非常に魅力的だ。念のため) 前半は新曲ばっかりだったため、オーディエンスもじっくりと耳を傾けていたけれど、 後半は代表曲を含む既発表曲が惜しみもなく披露された。 特に印象的だったのは、やっぱり「一本道」や「僕は君を探しにきたんだ」「こわれてしまった 1日」「大阪へやってきた」などなど。特に「フーテンのノリ」は凄かった。すごい迫力で歌が迫っ てくるのを感じた。歌を聴きながら、確かに僕のまわりには彼女もS君も他のオーディエンスの 人たちもいたのだけど、僕はその会場ではなく、その歌の世界であるどこかへ確実に連れ去ら れていた。色んな景色が僕の目の前に広がって、僕も友部さんと同じ時代を生きていたような 錯覚を覚えた。懐かしい再会をしたような不思議な気持ちだった。 フーテンのノリ、は僕が所有している「1976」にも収録されていて、とても好きな曲だったのだ けど(たまに口ずさむ)この日、僕はCDの世界とは全く違う世界を見せてもらった気がする。 アンコールでは詩の朗読などもあり、最後の最後に、待ちに待っていた僕の一番好きな曲、 「夜は言葉」が聴けた。この曲が好きな理由はまだ僕の中でもハッキリとしていなく、なぜか ただ、引き寄せられている。歌詞をしっかりと読んでいないので歌の世界をイマイチ把握できて いないのに、ただ、ふとしたきっかけでこの歌のサビが僕の頭の中に流れこんできて、その度に 僕はこの歌を口ずさんでいる。 友部さんの歌を聴きながら僕は帰り道を友部さんの歌を大声で歌いながら家路につくシーンを 夢想していた。なぜかそれがとても幸福に思えた。
by stax_mgs0227
| 2007-01-09 18:40
| Music
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